水中地すべり堆積物? について知っていることをぜひ教えてください

 4月16日17日の2日間、蔭の沢橋の下から上流へ向かい、渓流散歩を行った。すると巨大な礫の塊の密集した地層が横たわっていたのに驚いた。以前にも見てスランピングかと思っていたのだろうが、改めて調べようという気になり、そのような目で見るとその露頭に驚いたのだ。礫は安山岩の1.5mくらいの礫もあるが、3~4mくらいの大きさの色々な岩石の礫があるっことが分かった。この地層は鮮新世の室蘭層といわれているが、それより古いグリンタフの凝灰岩などの礫もそのままはいっていたり、長さ15m、幅8mくらいの砂岩の礫には驚いた。それと30cmから3mくらいの大きさの偽礫が多数あった。小さな偽礫は飴かアメーバの様に伸びていたり、大きな偽礫は礫の周囲が室蘭層の火山礫岩に火炎状に接していて、これが動いたときにはまだ十分に固結していない同じ時代の地層だったことが分かる。この地層の産状から言って、火山礫岩地帯の中で発生した水中地すべり堆積物かもしれないと思った。