大垣藩主から下賜された神楽軕、大黒軕、恵比寿軕の3両を指します。
軕の管理は、古くから当番制になっており、現在もそのままに受け継がれています。
神楽軕(かぐらやま)
常に行列の先頭を行きます。踊りを舞う人形は、巫女と山伏の2体あり、舞台の下から人が直接棒で操っています。
本町・中町・新町が年次交代で曳きます。
大黒軕(だいこくやま)
米俵2俵を置き、その上には、七福神のひとつ、福の神の大黒天が、ふくよかな笑みをたたえています。
魚屋町・竹島町・俵町が年次交代で曳きます。
恵比須軕(えびすやま)
七福神のひとつで戸田家が深く崇拝した恵比須天を乗せています。
右手に釣竿を持ち、左手に鯛を抱え、福々しい微笑を浮かべています。
船町・伝馬町・岐阜町・宮町が年次交代で曳きます。