江戸幕府鎖国時代18世紀末、外国船の打ち払いのために設けられた場所で、鉄砲場と呼ばれていました。ここで発見された遺跡が岩陰遺跡です。

名前が示す通り自然洞窟を利用した遺跡で間口が約7m、奥行約8m、高さ約3m程で岩陰状を呈しています。土器、石器、魚骨、獣骨などが多数出土されており、縄文前期、中期、弥生中期、古墳後期の人々が住んでいた全国でも珍しい複合遺跡です。泉津バス停徒歩5分程のところで、遺跡前には崩落した大岩が立ち塞がっています。1958年(昭和33年)東京都史跡指定。

 

岩陰遺跡

岩陰遺跡