もう一度デンマークに学んで について知っていることをぜひ教えてください

デンマークは戦争に負けて、半島の先っぽの穀物の作れない土地に押し込められてしまった。だから牛を飼うしかなかった。「アルプスの氷河が去ったあと、大きな石がゴロンと転がっているような痩せた土地」と高校生のころ習った記憶がある。

大きな資本もないから、組合をつくったと。地元の人みんなで相談して、土地を何年もかけて回して、糞を利用して草の生える土地にした。乳を搾って、チーズを作って。獣医を大切に育てて、乳や肉を輸出して。エネルギーを自前で生み出した。「三人寄れば組合をつくる」と言われるほど、なんでもよく話し合う気風はここから産まれたときいた。

北海道の先輩達、雪印乳業もクレードル興農も協同組合から始まって、世界にむけて農産物を発信して大きな企業になっていった。
デンマークと平地の広さが同じくらいの北海道。肥沃な土も、緑の山も、いい水もあるから、デンマークよりずっと条件がいいかもしれない。もう一回しっかりあの国に学ぶ体制を作りたい。