川口巧海 について知っていることをぜひ教えてください

 

札幌を中心に活動している若手芸術家・版画家 川口 巧海(カワグチ タクミ)

 

北海道の日本海岸沿いに位置する風のまち「寿都町」出身

子どもの頃から絵を描くことが好きで、高校卒業後、芸術の道を歩むため道都大学デザイン学科へ進学した。

 

その場で運命の出会い、「銅版画」と出会う。

そこから銅版画の魅力にとりつかれたように、その道を邁進していった。

 

銅版画には様々な技法があるようで、詳しいことは何度聞いても一般人には分からないが、多様な方法を駆使して作品を作っている。

銅版画は本から独学で学んでいると聞いた。

「好きこそものの上手なれ」 まさに!と思う。

 

作品は黒を基調にした作品が多く、モノクロだけでこんなに表現できるのかと感心する。

 

 

作品を見に行った時に、彼を良く知る人から聞いた。

「道内で一番、銅版画について色々な技法を知っているのは、川口くんだよ」と。

 

ギャラリー犬養の個展を見たが、この頃はコラージュやオブジェの作成を中心に行っている様子。

簡単にしか分からないが、コラージュとは画集などに載っている絵や写真を使って、新たな作品に生まれ変える。

オブジェは実際に触ることもできて、見るだけではなく、音も、重さも感じる。そして、感性で作品を感じる。

五感だけではなく、第六感も使って作品を堪能できる。

独特の感性と宇宙を感じる作品が多くある。

彼の感性の全てを理解することはできないが、作品一つ一つに魅力を感じることはできる。

一度見たら、きっと次の作品も見てみたくなるはず。

ぜひ、多くの方に見ていただきたい。多くの人に見て、感じていただける芸術家になることを心から願います。


川口巧海個展 『睡郷の彼方へ』

場所:ギャラリー犬養1階女中部屋(札幌市豊平区豊平三条一丁目1-12)

会期:2016年11月2日(水)~11月14日(月)

 

数年、コラージュを中心に取り組んできたが、原点回帰となる銅版画(メゾチント技法)による個展

久しぶりの版画だったようだが、白と黒による世界観。しばらく版画から離れ、違うことを経験することで、改めて版画の楽しさに気付いたと言っていた。

銅版画の道具も展示

 

 


川口巧海個展

2012年 「Non Toxic Intaglio & Mezzontint 川口巧海銅版画展」/カフェギャラリー北都館

2013年 「ぬばたまの・・・」/ギャラリー犬養2階

    「夜の詩学」/ギャラリー犬養お風呂ギャラリー1、2

2014年 「天上のファンタスゴマリア」/ギャラリー犬養全室

2015年 「夢想の宇宙誌」/茶房まつ風 ギャラリー楓

    「ヰタ・マキニカリス」/ギャラリー犬養2階

 

 


2015年にステラプレイスにあるTRUMPのプレミアムコートのフードに作品がコラボレーションされた。

宇宙をテーマにしたデザインのフードのようです。

 

 

2015.9.5 弟・川口陽海

(兄弟としてのお世辞ではなく、一人の作品のファンとしてここに記します。)