自分から行動する力 について知っていることをぜひ教えてください
「自分から行動する力」
2年次 午前部 櫻井 裕哉
総合実践という授業は、様々な実践的な活動を通じて人との関わりや社会活動を学べる授業だと思う。
正直、授業内容聞いたときは面倒でやる気がなかった。
様々な実習がある中で、私が参加した実習は、高校生チャレンジグルメコンテストとさっぽろオータムフェスト内で行われている
「チャレンジオータム」という販売実習の2つである。
何もしてしないと逆に目立ってしまい、それが恥ずかしくなった。
「高校生チャレンジグルメコンテスト」とは、高校生が自分達で地元の食材を生かした料理のアイディアを出して、その完成度を競うものである。
私は当初やる気も、特にアイディアがあるわけでもなく、全てのことを他人任せにしていた。
しかし、同じグループの中で何もしてしないと逆に目立ってしまい、それが恥ずかしくなった。
次第に自分から積極的に行動したり、意見を言って試行錯誤を繰り返すようになった。
いざ実際に販売してみるとそれまでの計画通りにはいかず、たくさんの問題が起きた。
結果的には準優勝という結果に終わったが、もし仮にこの授業を受講し終えた今、再びコンテストに参加出来るのであれば、
もっと自分から行動し、もっといいものが作れると思う。
自分から行動し、挑戦することがいかに大切かを他校の生徒からよく学ぶことができた
オータムフェストの販売実習では主に学校で採れたはちみつと、大通高校オリジナル商品のマカロンを販売した。
これが意外と味が良くてびっくりしてしまう。
しかし、私の場合は自分でおいしいと感じているものを、いざ他人に勧めようとするとなかなか腰が引けてしまう。
事前に伝えたいことを考えていないと、接客する際言葉に詰まってしまい、それが嫌で話しかけるのもためらってしまった。
実習は2日間行われたが、初日より2日目はお客様への対応にも慣れ、話しかけやすそうな人には自分から商品を勧めていった。
しかし、まだそれで満足というわけではなく、それどころか他校(啓北商業高校)の生徒からお手伝い兼通訳としてきてくれた生徒のほうが
よっぽど上手に商品を販売していた。
その生徒は、商品に関する知識が豊富というわけでもなく、特別話し上手というわけでもなかった。
何が私と決定的に違ったのか、それは自分から行動していたという点だ。
その生徒は例えわからないことがあったり、うまく伝えられなかったりしても、失敗を恐れず自分からお客に対して、商品をアピールすることを続けていた。
そうすることでおのずと商品のことも理解していくし、お客様に対しての説明もある程度定まっていった。
私はこの活動通じて、自分から行動し、挑戦することがいかに大切かを他校の生徒からよく学ぶことができた。
現実はもっと厳しい
1年間の授業を通じて、様々な活動をしてきた。
しかし、これは社会経験の一部に過ぎず、現実はもっと厳しいと思う。
誰かに流されていく生き方も悪くはないが、自分から何か行動を起こしてみることで自分の個性というのがより引き出され、
またそれが自分のためにも繋がっていくと思う。
そういったことを学べた貴重な1年だった。