シガラミ磯

南紀熊野ジオパークの一つです。

安久川河口左岸から、約200m南にある「五色ケ浜」の西側に広がる磯です。

前弧海盆に堆積した田辺層群上層の左岸泥岩層が、織りなす絶妙な縞模様が印象的です。

潮流や波浪により砂などが運ばれて形成された堆積構造が発達し、浅海で堆積した地層の

特徴が観察できます。  浅海堆積物の宝庫であり、ダイナミックな石のサンドイッチのよ

うです。 岩の表面に「生痕化石」も見られます。

海釣りのスポットになっています。

注)  波に濡れた岩場は、よく滑ります。

 

五色ケ浜

白浜町の穴場のビーチとも言われています。

地元では、「ごしま」 と呼ばれています。

浜の西側には、南紀熊野ジオパークの一つである 「しがらみ磯」があり、東には、「富田の浜」

が広がっています。 沖合には、椿温泉が望めます。

後背地の丘は、権現平 (通称 ひらみ) と呼ばれ、戦前、桜の宮として名を馳せた熊野神社

(通称 おくまのさん) があり、近くには、金刀毘羅神社もあります。

浜は、碁石のような小さな砂利でできており、渚は、500m近くあって雄大です。

台風の高波が立つと、砂利が動かされて、浜の形状は大きく変わります。

浜を歩くと砂利がクッションとなって脚の負担も軽く、波打ち際をウォキングする人々の姿もみられます。

イカ釣りやダイビングのスポットであり、海に沈む夕日は美しく、一望の価値大です。

南紀白浜空港の滑走路が近くにあり、東京便のジェット機の離発着が身近に眺められます。

また、海亀が産卵に上陸してくる浜でもあります。