基本情報

白石市南東部に位置する住宅地。地区のすぐ北には、国道113号みちのくおとぎ街道)が走り、地区の西部には東北新幹線・秋田新幹線が通っている。

地震による被害の歴史

1978年宮城県沖地震によって、住宅地に隣接している盛り土によって造成された土地が崩壊した(若松ほか2011)。その場所は被災後,住宅地にはせずに、緑地化された。そして法尻部に、集水井2基、表面排水工、蛇篭土留め壁が設置された。その後、2011年東北地方太平洋沖地震によって地盤が変状し、 再び同じ箇所が崩壊したが、家屋や法尻部に大きな被害はなかった(若松ほか2011)。過去の災害の経験を活かした土地利用をしたことにより、人的被害は出なかった。

文献

若松加寿江・吉田 望・清田 隆(2011) 造成地の被害.土木学会東日本大震災被害調査団緊急地震被害調査報告書,6-1~6-46