田辺祭の歴史
田辺祭は450年余りの歴史をもつ、毎年7月24日・25日に行われる闘鶏神社の例祭で街をあげての賑わいとなります。
田辺は古くは「むろの津」と呼ばれましたが、熊野三山信仰が繁昌した時代には熊野への入口、海陸交通の要衝として「田辺」の名が歴史に現われてきます。
江戸時代には城下町が形成され、中辺路・大辺路の分岐点として熊野詣や西国巡礼の往来で賑わうなど、南紀の政治・経済・文化の中心として栄えてきました。
この祭りは、旧城下の各商人町から8基の「おかさ」といわれる、京都の祇園祭のような笠鉾が町中を練り歩く、田辺を代表する紀南地方最大の祭礼です。
笠鉾は山車に一種で、田辺では一般に「おかさ」と呼ばれ、名物の1つです。
2日間にわたって繰り広げられる祭はみどころがいっぱいです。