妙見山は豊能郡能勢町にあり、北極星信仰の世界的聖地といわれている場所です。

山頂の山門で兵庫県と大阪府の県境があります。https://www.myoken.org/

★妙見山のシンボル

 

この写真の建物は信徒会館「星嶺」といわれている建物です。この建物は参詣者の方や多宗派の方問わず受け入れ語り合える空間として能勢妙見山の境内へ1998年に建築されました。以降、能勢妙見山の新たなシンボルとなっています。様々なイベントに使われています。

能勢妙見山に祭られている妙見大菩薩は、太古の昔より凛々と天空に輝いて北を指し示す北極星(不動の星)を真理の象徴とする北極星信仰が起源となっています。よってこの 「星嶺」は、この妙見大菩薩の降臨をイメージし、信仰のルーツである「星」と境内に多数使用されている能勢家の家紋をモチーフにデザインされています。

大阪平野と兵庫県下を一望できる山頂付近に建ち、
眼下には、関西空港から大阪湾一帯、そして淡路島まで一望できます。四季折々の景色も楽しめます。

 

★願意について

 祀られている神様は北極星の神様です。星々の王様(尊星王)とも呼ばれ、常に北を指し人に先行きを示すところから「開運の神」とされています。

だから、様々な形で後利益につながることから、地元の方は初詣でのシーズンや受験前はお祈りに向かいます。

しかし歩いて山頂まで行くのはとても急な坂道で長いです。冬はとても雪が積もっていて滑ったりするので注意が必要ですね。

 

★妙見山の自然

信仰からは離れ妙見山の自然を見ていきます。

妙見山の山頂付近には大きなブナの木が幅広く根を張っているのが見られます。一万年前から人の手が入っていないとされるここのブナの原生林は、大阪府自然環境保全地域として指定されています。

日本のブナ林は温帯(年平均気温が6~13度C)の代表的な落葉樹で、日本の西南地方では一般に1000メートル以上の山に生育していますが、妙見山のブナ林は660.1メートルと比較的低い山に生育していることで珍しいとされています。

妙見山頂から西南の斜面にかけて周り2メートル以上のものが約100本もあって、中には直径が1.3メートルを越える大阪府下最大級のものも見られます。昭和58年5月2日に大阪府の天然記念物に指定されています。

このように自然に恵まれた妙見山は、大阪府が選定している大阪府内の自然名所100ヶ所「大阪みどりの百選」指定地として第29番目に指定されています。

指定された理由として、「信仰の山として古い歴史を持ち、山頂や参拝堂からの眺望がすばらしい。山頂には府下では珍しいブナの自然林があり、小鳥や昆虫類が豊富である」ことがあげられています。

このような天然の森で森林浴をぜひ体感してみるべきですね。