F19と新たに命名した鶉山道の峠上にある方形の土塁区画と、鶉山道北側のF09、F10の測量調査を行いました。

F19塹壕

鶉山道がすぐ南側を通過しており、鶉山道を封殺するように設置されています。「塹壕」というよりも竪穴状の防御陣地という表現が適切でしょうか。

 

F09塹壕

イナズマ型塹壕やF19のある尾根よりひとつ西側にある尾根に立地します。F10塹壕はここから10mほど登ったところにあります。

 

F10塹壕

F09塹壕より10mほど尾根を登ったところにあります。鶉山道はもちろん、二股川対岸の新政府陣地を望むことができる重要な塹壕です。F09とは極めて近く、一体的な運用がなされたことでしょう。