魅力の活用に向けて

 

過去・現在・未来

 

柱本地区のワークショップなどの取組みについて

柱本地区では、「食と地域の交流促進対策交付金事業」、「水土里のむら機能再生支援事業」などにより、地域住民が地域活性化等について次のとおり様々な勉強を行ってきました。

 

【食と地域の交流促進対策交付金事業で取り組んだこと】

○柱本地区の農村環境を認識、保全するため、生き物調査、水田魚路の設置

○農業保全活動についての研修、情報発信 ○柱本小学校生徒への研修会(学校、現地)

○地域の生き物図鑑の制作

○ため池の環境再生活動(外来種駆除など)

 

【水土里のむら機能再生支援事業で取り組んだこと】

○地域住民による「寄合いワークショップ」(住民自らが地域を知り、考え、行動するためのワークショップ)を開催。

○出てきたアイデアとしては「柱本いいとこマップづくり」、歴史散歩ハイキングコースづくり、案内看板の設置、ホタルの里ハイキングコースづくりなどが、比較的手軽に取り組めるため、着手順位が上位となった。(順位は専門家が決定)、難易度が高いのでゆっくり考えて取り組む事業の例としては、ハイカーが休める足湯づくり、休憩所を兼ねた販売所づくりなどのアイデアがあった。

 ○事業中取り組んだこととしては、小学生との生き物調査、農業体験、自然観察会、休耕田での紅そばや菜の花、ひまわりの植栽、ひまわり油精製、ウォーキングイベントなど  

○今後取組みことの候補としては、農業を維持するための獣害対策、足湯づくり、ひまわり油加工品商品化、自分たちで運営できる規模の物産販売所など

【2017年 杉山先生と語り合ったこと】

柱本の魅力 について

  • 空気がきれい。
  • 井戸水が美味しい。
  • 人がいい。
  • 暮らしやすい。
  • 村の人がお年寄りでも優しくしてくれる。田んぼに行くとき、車に乗せてくれる。帰りも連れて帰ってくれる。
  • 柱本の良さを、知ってくれる。
  • 素朴なところを知ってくれる。
  • ムクロジが日本一。
  • やっぱり、柱本っていいところ。
  • 自然が豊かで都会に近い。
  • 環境が良くて、人も良くて。
  • 芋谷にお米を作っている。お米がおいしい。水が綺麗。
  • のんびりと暮らせていい。
  • 柱本は、のんびりしていい。お水がいい。他所から来てもよくしてもらえる。
  • 今日の写真を見て柱本はいいとこだと思った。
  • 草刈りが大変なのに、先生が褒めてくれるのが戸惑っている。
  • 農作業が終わってから芋谷の四季折々の風景を見るのが好き。
  • 手掘トンネルや音百選の道路の整備をすればいいと思う。
  • 金剛山に昇る入り口が柱本。
  • 暮らしぶりがいい。素朴な良さをわかる人に来てほしい。
  • 難波から40分の山里
  • 棚田の多面的機能の価値がある。
  • 流れている水で、朝 顔を洗うのが幸せ。
  • まちの温かみが感じられる。みなさんが声をかけてくれる。
  • 大阪の人たちと柱本の人たちと棚田を守っていきたい。
  • 旅をする魅力が感じられる。芋谷川を遡上する気持ちが育まれる。

 

【一緒に学びたい事】

 

○地域で取り組む販売所づくり。休耕田の活用

○柱本地区の農産物を売り出すためのストーリーづくり

○棚田米のブランド化

○寒冷な地域特性を活かした農産物づくり  


  • 地質

 

 

A 礫及び砂、シルト

L1 礫及び砂

L2   礫及び砂、部分的にシルト


(れき、つぶて、こいし)とは、小さい石、小石のこと

シルト(英: silt[1]、日: 沈泥[2])とは、砂より小さく粘土より粗い砕屑物のこと[3]。地質学では、泥(粒径が1/16mm以下のもの)の中で、粘土(粒径が1/256mm以下)より粒が大きく粗いもの(粒径1/16mm - 1/256mm)をシルトと呼ぶ。

-Wikipedia より クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植-

  • 土壌


柱本にある土壌分類 

礫質普通低地水田

礫質普通疑似グライド土

細粒質赤色粘土集積赤黄色土

 

柱本 作付け

柱本集落の田畑の全面積は、約19haです。

作付けとしまして、カキ 18%。クリ 2%。水稲 53%。みかん 5%。 野菜 22%。

(平成29年度の作付け割合)

 

 

 

柱本で、水稲が53%も作られている理由は、低地水田土の土壌が農地の多くを占めているからだと考えられます。

農研機構の土壌の分析によりますと、「本来なら水の利用が困難な場所に水を引いて水田耕作を行う結果として発達する排水のよい(時に排水過良の)水田土壌で、自然堤防や扇状地に典型的に分布しています。 」とあります。

また、グライ土は、「水田作を行う目的で人工的に湛水したためグライ化した土である。粘質土が多く、大部分は棚田などの形で水田として利用されている。」とあります。

赤黄色土は、「赤色土群と黄色土群は地理的に隣接して分布するので,赤黄色土という土壌型として一括しています。西南日本に多く分布する赤色味を持つ土で、腐植含量が少なく、粘質、強粘質のものが多く、ち密で透水性は悪い。また、塩基類が溶脱し酸性が強くアルミニウム含量は多い。土の物理性、化学性ともに不良で地力は低い。赤色土に似た土であるが、色は一般に明るい黄色で、腐植含量は少なく保水性、排水性などの物理性は悪く、陽イオン交換容量は小さく保肥力も低い。」とあります。


概ね、礫と砂が多くシルトの地質であることが、わかります。低地水田土で作られている水稲のことも併せて見てみると

 

「水はけがよい」   農地であることがわかります。

 

水はけのよい土地で栽培可能な果樹

  • ぶどう
  • サクランボ
  • スモモ
  • ブルーベリー
  • プルーン
  • ビワ
  • 温州みかん
  • レモン など

 


■気候や気象

紀見峠の標高の頂は、約437m。

柱本地区の葛城神社の標高が280mあまり。

橋本市役所の標高が、約80m。

葛城神社付近では、橋本市役所の気温と比べ摂氏約1.2度の差があると思われます。

1981年から2010年の気象庁のデータによりますと 柱本地区の年平均気温は、摂氏13.4度。

日最低平均気温は、1月に、摂氏マイナス1.6度と推計されます。

年平均降水量は、1,358.4mm となっています。

柱本附近の気象状況として、晩秋から冬期にかけ峠越しの「葛城嵐」という冷たい風が吹きます。

橋本の10年間の平均日照時間は、1,895時間となっています。


 

 


■橋本市の経済と農業の分析について少し

地域経済循環図

キャプションを追加

地域経済循環図

 

農業産出額

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■柱本の農業は

柱本 販売農家 年齢別の農業従事者数

2015年 農林業センサス調べ

RCOM_NAME 男女_計 男女_15~19歳 男女_20~24歳 男女_25~29歳 男女_30~34歳 男女_35~39歳 男女_40~44歳 男女_45~49歳 男女_50~54歳 男女_55~59歳 男女_60~64歳 男女_65~69歳 男女_70~74歳 男女_75~79歳 男女_80~84歳 男女_85歳以上
柱本 24 0 0 1 1 1 0 0 4 2 5 3 3 1 1 1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

販売農家

農業従事者数

柱本 販売農家 農業従事者数 高齢化率

 

65歳以上 高齢化率

41.7%

 

■棚田

柱本棚田標高

 
最高標高  286.9 
最低標高  171.9 
標高差  115 

 

 

■米について考えてみましょう

米を販売するために

米トレーサビリティ法

食品表示法  P.9

 

食品表示法について。銘柄を統一せず、検査をせず、未検査米として、販売することは可能ということです。

1等米とかの表示はできません。ただし、米トレーサビリティ法の履行は求められています。

 

米をブランド化するには

 

コメのブランド化

■栽培法

・農薬不使用

・化学肥料不使用

・有機JAS認証

・特別栽培認証

・農薬削減

・化学肥料削減

■農法

・合鴨農法

ふゆみずたんぼ

・不耕作無施肥

・湧水

・天日干し

 

■商品

 

・無洗米(精米)

・発芽玄米

マクロビ玄米

・真空パック

・贈答箱あり

・籾タンク保存

・玄米冷蔵庫保存

 

■品種

 

・新銘柄

・有色素米

・大粒米

・長粒米

・低アミロース

・高アミロース

低グルテリン

・低アレルゲン


■販売所づくり

剣淵町軽トラマルシェ

(注意) 「軽トラマルシェ」は、登録商標を取得しており剣淵町の軽トラマルシェにしか使えません。

 

 

 

 

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