タンパク質のメカニズム

・生物学者たちは、遺伝子調整がさまざまな偉業を成し遂げるために利用する、基本的なメカニズムの多くを解明してきた。

・タンパク質には,遺伝子をオフにする「制御体」と遺伝子をオンにする「活性体」の2つがある。

 この2つはDNA配列と結合した後,タンパク質を作るか作らないかの選択に大きく関わる。

 

・「どの」遺伝子が調整され、オンとオフのどちらになっているのか、そして「なぜ」それが起きているのかという疑問に答えることは、新しい理解のレベルへとつながる。

・遺伝子調整を考え始めると、生命の仕組みを理解するためには、情報処理に基づいた概念が絶対に必要。


ジャック・モノーとフランソワ・ジャコブ

・一九六五年にノーベル賞を受賞した。
・二人は、自分たちが研究している病原性大腸菌の遺伝子調整の根底にある理屈を明らかにした。
・彼らは、遺伝学に基づくアプローチを取り、このプロセスに関与する遺伝子を変異させ、遺伝子を発現を制御する抽象的な情報要素として遺伝子を扱った。
・ジャコブは『生命の論理』(The Logic of Life)、モノーは『偶然と必然』(Chance and Necessity)という本を著しており、著者は大きな影響を受けた。