イタンキからトレイルラン!~初めてのトレイル~ について知っていることをぜひ教えてください
待ちきれず…単独決行!!
2015.8.19.。長々続いた雨もようやく上がり、朝から快晴!高山女史から早朝のトッカリショのフォトが届き・・・「ダメだ!!もう我慢の限界!!いくぞ~!!」と初トレイルラン決行を決意。8月15日に物好き6名と心優しい室工大生2名でトッカリショ側から草刈をした。トレイルの三分の一程度の道のりだったけれど、とても楽しく、疲れよりもトレイルを少しでも歩けたことが嬉しくて、楽しくて!
「イタンキからトッカリショまでのトレイルを走りたい!」昨年杉山 幹夫氏の室蘭ユースホステルから地球岬迄トレランの記事を読んでからずっと思っていた。
いよいよだ!!機は熟した!!今日走らずにいつ走る!!
いつものようにイタンキ浜を眺めてから潮見公園に車を止める。
いつも下から見上げている場所。この上を走れるんだと思うと胸が躍ってくる。履きなれたシューズの靴ひもをしっかりと結び・・・よし!スタート!
ユースホステルの丘の下から、笹が割れているところを海の方へと進む。だんだんと下から見上げている高台の家並みが近づいてくる。
振り返るとクジラ半島は小さくなり、いつも見上げている崖の上に立っている。少し風が強いけれど、そのおかげで波の表情が豊かで綺麗だ。
小道を左手に入ってみると、ボロボロの椅子が・・・そこから見えるのは、岩肌と波とろうそく岩っとトッカリショ。絶景。
なんて素敵なんだろう。ずっとこの場所でこの風景を眺めていたい・・・でも先へ進まなきゃ!
いくつかのトレイルがあるみたい・・・海側を選んで進む。途中、笹に覆われていたり、すぐ50センチ横が崖だったり・・・慎重に歩きすすむ。開けた場所は思い切り走ってみる。気持ちがいい!自分が自然の一部になった気がする。
トッカリショとイタンキの中間くらいかな?海の色が変わっている。雲の影かな?なんか綺麗だなぁ。アンテナ山が見えてきた!ろうそく岩がこんなに近くなった。子供のころは,潮が引いたときはこの辺まであるいてきたんだよなぁ。今は、崖の崩落があって立ち入り禁止。
走りやすくなった場所をグングン進む。アザミが凛と立っている。笹が綺麗。あっ!!この道は・・・草刈部隊が切り開いたところだ!Yasushi Hondaさんと杉山 幹夫さんが 午後からも作業してくださったおかげで、こんな近くまできていたんだなぁ。
広々切り開かれた」道を走って駆け上がる。トッカリショだ!草刈スタート地点のアンテナに到着。初めてのトレランは、道もわからず探りながら進み、わき道にそれては絶景に目を奪われ、写真におさめ、細い道や急斜面は慎重に歩き、広々した道は思い切り走り・・・と、とっても楽しかった!!イタンキからトッカリショまで所要時間50分弱。帰りはもっと思い切って走ろう!
室蘭で生まれ育ち、ずっと地元にいながら、全く知らずにいた場所。
この道を愛し、手入れをしながら楽しんできた方の言葉。「本当は、あまり知られたくないんだよなぁ・・・」草を刈り、自分の脚で歩き、走って、その言葉の意味がはじめてわかる。自然を壊すことなく、楽しませて頂く。その心がない者には足を踏み入れて欲しくない場所。
大切な大切な場所。守るべき場所。
2015.8.19 撮影・文 中村 麻貴