トッカリショの海岸が見え始めた。写真でみれば「なーんだ」とい感じだけど、走っているほうは海に転げ落ちそうな気分の急斜面

雲のお陰で夜明け気分イタンキ浜が見えるハマナスの実が深紅のぞくと近い浜。まだ標高が低い40メートル程度よくわからない道標エゾカワラナデシコ北は新日鐵住金の煙と輪西の街とベンチ海側は崖だと思って陸側により過ぎて穴に落ちた空しか見えないので断崖かと思った遠くにトッカリショ海岸

ハナイカリツリガネニンジントッカリショ至近トッカリショの天辺の岩は火山砕屑岩室蘭八景の看板ツリフネソウキンミズヒキアジサイ地球岬

 室蘭ユースホステルを出て、膝丈ほどの笹薮をこいで小さな路を探す。朝5:00の日の出にはちょっと寝坊したけど、明るい方が安全なので、かえってよかったかも。

 相方を振り向くと、イタンキの浜が後ろに見えて感動。この浜の砂は踏むと鳴くので有名なのだそうだ。あとで分かったんだけど、僕たちの足元の断崖の白っぽい岩脈は「流紋岩で、石英というガラス質の鉱物でてきている」(青少年科学館のやさしいおじさん)そうで、この岩が崩れてすぐ隣の浜に供給されるため、角が取れてなくて擦れたときに高い音がでるのだという。


 室蘭は太平洋に向かって真南に飛び出した街。朝日も南中も夕陽も綺麗だ。時刻は市役所のサイトが教えてくれる。気持ちのいい室蘭の方々の住まい方に感動しながら、膝丈のミヤコザサを踏み分けた路を走る。視野が広い。海猫の声がする。

 北を観れば、輪西(わにし)の街と新日鐵住金の煙突と煙。大自然と大工場のコントラストが働き者の美しい街を強調してくれる。

 走っていると、もの凄い高低差。体重が多いので、つまりデブなので、下りは膝や足首をやらないように慎重に。登りは思い切り走る。徐々に心拍数はあがり、気持ちのいい汗。足元は土と草のクッションで間接に響かない。これはいい。かなりいい。

 駆け上るとピークの風はとても爽やかだ。

 写真にして観ると大したことはないのだけれども、走っていると、すぐ横の坂が断崖に見えたり、自分の視野に空しか見えない角度になると、草の向こうは絶壁としか思えない。左がなんか怖くて、右側によると路を踏み外して雨が掘った穴に落ちた。二回も。恥ずかしいやら、笑えるやら。ところが、50歳のからだも原野を走ることで、なにか敏感になっているようだ。転び方が街にいるよりも巧くなっている。そして、笹の絨毯があるから痛くない。

 考えていたよりずっと時間がかかる。結構なスピードのつもりだけど、登りは登り。体力消耗の割に前に進んでいない。でも、気持ちいい。たのしい。いつまでもこのトレイルが終わらないといいのに。と思いながらも風景が変わり、前方の南側に太平洋が見えると気分が高揚する。

 トッカリショの崖を観たとき、僕らの大声に反応したのか、イワツバメがもの凄い勢いで飛び出した。朝日を浴びて、千羽ぐらいだろうか空中に黒い大きな柱を作って呼び合っている。飛ぶスピードが早いのでカメラに納まらない。


秋の草花をみながら、地球岬に来ると、最後はアジサイのお出迎え。「く、九月にアジサイ?」と東京から来た連れが驚く。

 思いのほか時間をかけた。30分のつもりが、1時間を軽くこえた。次の予定がつまっているのを良いことに、僕らはタクシーを呼ぶと、母恋の駅からさっとやって来る。背中、お尻、太もも、ふくらはぎ、身体の裏側が気持ちよく筋肉痛。車にのると、汗が噴き出す。どれだけ爽やかな風に当たっていたか気がついて窓をあける。

これは、いいトレイルを発見。

2014.9.5 杉山幹夫

 

 輪西の市街地の坂の上、みゆき町のユースホステルから、地球岬まで走りました。平面で4km。起伏があるので、走った感じでは、6km相当ぐらいありそうです。どの地図にも乗っていない路でした。今回、国土地理院のオープンデータになったオルソ画像を利用すると、背の低いミヤコザサの絨毯に路(トレイル)を見つけ出すことが出来ましたので、オープンストリートマップに描き写して、この記事に掲載されています。後で知った室蘭市の提供するオルソ画像は 更に鮮明でした。誰かが歩いて着いた路。誰かが安全を考えて笹を刈ってくれた路。室蘭の人々が大事に歩き継いだ路。あとから思い出すと、そこにゴミの一つ も落ちていはいませんでした。9月の室蘭の素晴らしい空と風と海と緑と、数百万年前に火山の作った岩と、海が削った地形と、人々の暮らしを眺めるすばらし い路でした。

 陸側に行けば、すぐに、舗装道路や民家があります。携帯電話の電波も常に通じました。あとは水をお持ちになっていれば、高 山などにくらべると安全に旅ができるでしょう。私達も、アスファルトの路にでると、犬の散歩をしていたお爺ちゃんお会いしました。すぐ懐いた犬と、優しい おじいちゃんに危険な場所等を教えていただのも嬉しい出会いでした。万が一怪我をされた場合等を考えると、複数人でお出かけいただくのがいいと思います。 断崖には勿論、柵がないので、くれぐれも近づきすぎないようにお気をつけください。全ては自己責任で楽しい旅をおねがいいたします。

室蘭でトレラン

室蘭でトレラン について知っていることをぜひ教えてください

室蘭は陸地、砂州、絵鞆半島の岩山、草原、など、起伏のある、浜、山、街の路がいっぱい。普通にランニングしても、トレイルランニングになってしまいそうです。

 



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