室蘭ユースホステル について知っていることをぜひ教えてください
〒050-0084 北海道室蘭市みゆき町3-12-2
tel.0143-44-3357 fax.0143-45-5953
海抜:52.6m
誰でも宿泊できる
ユースホステルは誰でも宿泊できる施設だと、聴いてはいたものの、なにか敷居が高いというか遠慮 していた。「海が見えるから」と室蘭の人に勧められた。50歳にして、始めて泊めてもらった。室蘭ユースホステルの建物は1972年田上義也によるもので「有 名な建築家が船のイメージで建てたんですって」と街の人何人かが教えてくれた。田上建築の現役としても一見の価値はあるかもしれない。
藤当さんは40年前に広島から赴任。ここに居続けることを希望した。定年退職後は業務受託者としてさらにここを守っている。室蘭が大好きなのはお話を伺っていればわかる。工場見学をしながら地域の力を増やそうとする活 動を室工大の先生と起こしたり、イタンキ浜で砂の造詣をつくるイベントを20年続けたり、測量山のテレビのアンテナを「世界一のクリスマスツリーにしよう」と呼びかけたり。
朝がいい
「そうです。ご来光も見えますよ」
「いいですね。明日の朝は自然に朝日で目が覚めますね。海をみながらかあ」
「それじゃ、今日は二階の『夕凪』にしましょう。一番海が綺麗に見えます」
ユースホステルの門限は22:00、風呂も22:00まで。あっさり眠って3:00に目が覚めた。
八月の半ばでも夜は寒いくらい。
室蘭出身の文学者の本を読んだり、旅の日記を書いたり。5:00から9:00までまた一眠り。
最高の寝心地だった。ふた晩お世話になった気分を味う。
輪西と製鉄所が見える
施設の前はイタンキ浜。路を挟んで輪西の街を見下ろせば、街の向こうに新日鐵住金の煙突と港。
自然の断崖と海岸、モノを作ってきた街の両方の風景をみると、室蘭だなあと思う。
昼間、ものすごい陽射しでも、傘や帽子で日陰をつくると風が快適。
気持ちのいい風で汗をかかずに街まで降りられた。
市民会館の話になると、藤当さんが、輪西の人々のことを自慢してくれた。「街の人が、会館をたて、ショッピングモールを併設させて、自分たちで運営しているんですよ」と。行って見ると小さくて、活気のある施設だった。
(2014.8.25 杉山幹夫)
海霧
海霧が上がって来て、あっという間に見えなくなることもあります。
イタンキ浜・室蘭は海霧がかかりやすい気象条件が重なり、5月、6月は天候が変わりやすいです。
(2014.12.26.文/撮影 伊藤 )
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