海上から見えた芸術品 について知っていることをぜひ教えてください

撮影:加藤正実さん

 

[室蘭海岸]

室蘭海岸を海上から初めて見た時ばかりは、視覚が味覚に勝った.......

20年程前、゛クルーザーで景色を眺めながらのどんどん焼き゛ という誘いに、景色よりも美味しそうに釣られて乗り込んだ私。蒸し上がった鮭を口に運ぶまでの時間を観光に当てるくらいの気持ちだったのに......

そんな私の目の前に突如として広がったのが大自然が作り上げた芸術品!!とたんに食べることへの関心を失った......

「なんだこれは?ここが室蘭?日本三景に選ばれなかったのは何故?」って次々と疑問が頭に浮かんだ。

目に焼き付いた芸術品は、今から750万年前には海底火山の山裾と考えられていて、広範囲に及ぶ火山砕宵岩が織り成す絶景地帯だったのだ...

陸上から見た時の地球岬・金屏風や銀屏風はもちろん素晴らしく、誰もが認めるものですが、室蘭の本当の姿を見るには海上から見える神秘な空間を逃してしまうのは勿体無いと思うのです.....。

※お願い.....こんな文章に大変恐縮なのですが、どなたかフォトお願いできませんでしょうか?(>人<;)(*^_^*)

[2014/11/8 菅原由美]

 

写真追加


〔写真提供:倉地 清美

室蘭海岸は、アイヌ語で付けられた名前が多い......というのは知っていましたが、

どのような意味があるのかということを正直、考えた事は1度もありませんでした......

先日、記事を読んでくださった方から言葉を頂いて、初めてハッとしました.......

「アイヌ語の地名を見ると、海から見て付けられた名前が多いように感じる....」

「名前がつけられたと思われるアイヌ文化が成立した13世紀の人達と同じ感動を得たのかも.しれないよ.....」

同じ土地で暮らしながら、遠くに感じていたアイヌ語.....とても身近に感じました....

 

夕日を受けると銀色に輝く銀屏風を「彫刻のある崖」(チマイエピラ)と呼び、

マスイチ浜は(マスイ・チセ)「ウミネコの家」と名付けたのだそうです.......

海から付けられた名前.....当時の人たちの感動そのもの.........

 

これ以上言葉は要らないな....と思わせられるほど美しいフォトを眺めていると.......

再び海から室蘭海岸を見てみたくなりました........

でもその前に、アイヌ語をもっと勉強しなきゃ.......(笑)

海から.......たくさんの人に見て欲しい本物の美しさです.......

[2014/11/14 菅原由美]

 

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