オープンストリートマップ??マッピングパーティ???

Localwikiでも使用されている地図で、書いた記事と関連が強い地域を限定するツールである位の認識しか持てていなかったのが私の現状でしたが、2015/7/12マッピングパーティ開催のオリエンテーションで、「万が一の災害自体は防げはしないが、その後の早期復興には大きな力を持つものだ。」いくつかの事例を伺って行くうちに、住みよい街作り、安全な街作りに不可欠なのが現状を明らかとする正確性の高い地図オープンストリートマップの存在なのだと理解しました。そこで今回は、多くの市民が利用されるバス停の正確な位置を軸に、消火栓や現在使用されている建物を確認して地図に落とし込むべく行動(マッピングパーティ)へと進みました。

 

車走行では見落としがちな情報

私たちが担当したのは国道37号線白鳥新道から国道36号線新道の間を走る北海道道699号室蘭港線の港南町から築地町、中央埠頭入口に向かうとても歩きやすい平地が続く道路沿いの地域です。

ほぼ2mの埋め立て道路

 

スタートして一番に目に付いたのが此処

 

道路沿いに古い建物が多く目立つ地域。

 

バスを待っている時にも注意が必要ですね

バス停のすぐ後ろに立つ建物に

 

「注意!上のかべが落ちてきますので近寄らないでくださいの貼り紙発見。

 

 

 

 

 

 

バスを待つときには気を付けないとね!!

強い風が吹くときには特に近寄らないで~

と声を掛けたくなってしまいました。

 

 

 

 

 

 

なんと白鳥大橋開通のステッカーが!
櫻井さんからなぜ無料通行できるようになったのか、工事が遅々として進まなかったこと、開通してからの利便性の向上などの歴史を聞きました。(卯山)

 

 

 

 

 

ホッとした消火栓!!

危険なものばかりじゃなくてホッとしたのが、塗り替えられたばかりに見える消火栓でした。

整備が行き届いているのだということが、真っ赤に目立つ色からも伝わってきました。これを使うことがないことを祈りながらも何かあった時には迅速に対応していただけるだろうなという安心感も得られました。

 

 


これ、これです!

やっぱり自分たちの足で歩くと面白いものにも出会えますね。

個人で所有されているのか、短い距離間隔で設置されているゴミステーション。

どれも清掃が行き届いています。

中には写真のようにデザインされているものもありました。

足元を見てみんなで大笑い!!これ、ライオンだったんですね~

皆さん知ってましたか?ゴミステーションって当たり前にあるものだと思っていましたが、これって北海道だけにしかないんですって。

 

わぁー、これってアートでしょ。木の切り株を使ったプランターって言うんですかね。

温かみがあって、勿論ひとつも同じ形がないのも魅力的でした。たぶん手作りじゃないかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

既にお気づきかもしれませんが実は私たち横道にそれました(笑)

歩くべき道道から山側に向かって道路を1本ばかり入っていきますと、これまた興味深いものがいっぱい。

中でも、これってもしかしたら防空壕の跡?って思われるような洞窟の入口を発見しました。中に入り込むのを防ぐためなのか入口はかなり狭くなっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本田さん、櫻井さん、中村さんによって編集された記事

問屋の坂、(産物の坂という別名を持つ)明治の室蘭の繁栄をそのままこの坂に積み上げたかのような、まるで城壁のような石垣を見学。

 

 

 

 

 

この景色は確かに独り占めしたくなるなぁなどと思いを馳せます。(卯山)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて中村麻貴さんが私たちが忘れてはならない重要な室蘭の歴史を紹介してくれた、親なるもの 断崖 曽根富美子さんの作品の舞台となった幕西遊郭跡であろう建物近くまで歩みを進めました。目に映る古びた建物は、作品はやはり現実なのだ...と改めて思わせられるものでした。

 

益々、室蘭をより知る為の題材と言えるような記事が増えていく事を思いながら、横道から本道へと足を戻しました。

 

 

 

 

 

 

また、それより以前は山肌に沿った湾の形だったらしく、波風にさらされ劣化した山肌や、ここが埋立地であるという電信柱の傾きなどが見て取れます。 (卯山) 

 

 

 

 

 

関心をもって歩いたからこそ見つけられたものばかり。車での走行ならば、これら殆ど永久に目にとまりもしなかったのかも知れません。

これがマッピングパーティの醍醐味であり、楽しみ方の一つなのかもしれません。

横道にそれてみるのも、更なるマッピングパーティの面白みですね......。

 

オープンストリートマップには、現在形となって残っているものは全て書き込むことが出来るそうで、意外にも室蘭の土地に根を広げている木などでも良いのだとか。但し、過去に取り壊されているような物は省かなければなりません。

自分の足で歩いて、世界に発信されている地図に自分の住む街を自ら書き込む作業は、想像以上にロマンに溢れるものなのですね。

 

 

最後になりますが、ガイドまでもつとめて下さった 櫻井リーダーに感謝致します。
貴重な情報を沢山ありがとうございます。

楽しかったマッピングパーティから得た数々の情報により、またまた室蘭への関心が沸々と\(^o^)/

 

 

 

 

[2015/7/13 撮影:櫻井氏/卯山  文:菅原(リードライター)/卯山(コメント)]

脱線チームメンバー5人
綾田達郎富樫 祐介卯山 慶将菅原 由美櫻井 孝