旧室蘭駅舎で行われている「室民報道写真展」を見に行った。懐かしい写真や、迫力ある写真に感動。
雨も上がったので、外に出てみた。通りの向かいは 室蘭産業会館があった場所。なかなか斬新な建物でレトロな風情が素敵だった。今は取り壊されて公園になっている。「室蘭観光協会前」のバス停には 東屋とベンチがあって、バスを待つ人や、散歩の方によろこばれているんだろうなぁ。
この階段・・・降りたことはあっても上ったことは一度もないような・・・よしっ!!上がってみよう!
長い階段を上りきって振り返って見る旧室蘭駅舎は、また格別な眺めに感じる。正面の横断歩道の先には「室蘭八幡宮」
いつも車で上まで行ってしまうから・・・階段ついで!と言っては不謹慎だが、今日はこの脚で歩いて上がろう!
まずは最初の3段を上がり、心静かに鳥居をくぐる。44段上がって左へ。35段で今度は右。17弾でまた左へ。マイナスイオンをタップリ浴びながら上る階段はちっとも辛くない。
チョット長い57段を、階段脇の野花や、静けさを楽しみながら上がる。その先には開けた場所が。2台のベンチが置かれている。「お疲れになったでしょう?少し足を休めてくださいね」と優しく言われている気がして、脚も気持ちも軽くなる。
右に向くといよいよ室蘭八幡神社が見えてきた。10段上がり鳥居をくぐり、また5段。まずはお参りの前に手を清める。
右手には、艦砲射撃で亡くなられた方の慰霊碑。終戦70年。気持ちをこめてお参りさせて頂いた。
16段上がると狛犬が鎮座。右手には、日清・日露・大東亜戦争の戦没者の慰霊神社。左手には、大正天皇・昭和天皇が御手植された松が並んでスッと立っている。
さあ、最後の18段。んっ?歓迎のお出迎えかな? 鳥居をくぐり静かにお参りさせて頂く。
いつ来ても、空気が澄んでいて、何だか凛とした気持ちになる。お参りの後は、こっそりタグ吉の姿を眺め、境内をゆっくり歩いたら、さあ降りようか。
帰りは楽チン!!あっ、お見送りまでありがとう!また来ますね、自分の脚で205段の階段を上がって!
2015.7.22 撮影・文中村 麻貴