cafe英国館 について知っていることをぜひ教えてください

〒051-0024 北海道室蘭市幕西町1−1
電話 0143-24-1017

営業時間 8:00-20:00

海抜:7.9m(国土地理院地図)

 


 

「うわっ、うめえ!」
コーヒーを口にした瞬間思わず声が出た。
マスターは

「室蘭は水道水がかなり良いんですよ」
陸繋島の中腹、八幡神社の山麓にあるカフェ英国館。

「堅い仕事をしていたのですが、こういう仕事がしたくて、退職した後、ママの出身地の室蘭にきたんですよ。まだ7年しか経っていないです」前のオーナーから引き継いだ煉瓦作りの店構えは40年を越える落ち着き。
「ママ」も、東京のアパレル大手の草分け社員でいまでも仕事ができる。
 

 

可 愛い「ママ」の作る日替わりの料理を毎日食べに来る常連。本が好きな青年によってたかって本が集まったり、病氣をした常連の心配を皆でしている。朝から ゆっくりコーヒーを飲むお父さん達、仕事帰りにアサヒビールを一本、二本と飲む御客さま。例えばママのカレーには手羽元が三本ごろんと入っている。

さて、コーヒーだ。これは驚いた。
熱すぎない。いただいてすぐ口につけてもやけどするほどの熱さはないから飲み易い。苦くも酸っぱくもない。甘みすら感じる、懐かしいコーヒーらしい薫り。

「子どもの頃、カッコいい農家のおじさんがいて、煉瓦の家に煉瓦の暖炉。デニムカーペーンタパンツに赤いチェックのシャツに長靴。土足の家で、最初に貰ったコーヒーがとっても美味しかったのを思い出した」と、わけの分からない説明に、ママが「うん、うん」と耳を傾けてくれる。

 

「実をいうとね、最初に使った豆がダメになってね、今のお取引先になんとかしてもらったんだけど、飲み終わったときにああ、コーヒーのんだなあって満足して欲しいんですよね。豆を少しずつ選んで二人で味見してオリジナルのブレンドを試行錯誤でつくったの」。

なにげに凄い努力。
「僕はコーヒーだけだといつも胃液があがってきちゃうんだけど、ここのコーヒー、それも無いんですよ」
忘れられなくて、日に三回かよって一日で常連になってしまった。コーヒー420円


 

綺麗な琥珀色をしたアイスティー

ご主人の作るアイスティーはとても綺麗な色で小さく砕かれた氷とともにワイングラスについでくれる。氷は2回に分けていれてくれていて、ご主人のこだわりが見える。味も本当に美味しくて、ティーバックなどの独特なエゴみがなくて喉にすっと入ってくる。そこに手製のガムシロップをしずめて飲むのが最高で、コーヒーとはまた違う感じで疲れがとれた。

追記  2015.8.31  小瀬木 祐二

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