大見寺(だいけんじ)、光明山無量院は、酒匂にある浄土宗の寺院。本尊は三尊阿弥陀。江戸時代には京都知恩院の末寺だった。(1)
縁起
天文3年(1534)に僧・退堂(下総飯沼・弘経寺7世、名蓮社見誉と号した。天文5年・1536没)が小庵の跡地に建立した。(1)
本尊
本尊の三尊阿弥陀の中像は立像で、高さ3尺5寸(約106cm)。恵心の作。(1)
境内
閻魔堂
享保14年(1729)、寺の16世・連誉のときに建てられたもの。(1)
地蔵堂
鐘楼
鐘楼には、宝永3年(1706)の鐘が掛けられていた。(1)
稲荷神社
小島家の墓
境内に小島家の墳墓(五輪塔)3基があった。(1)
高さ (約 cm) | 故人名 | 建立した人の名 | 没日 |
4尺7寸 (142) | 左衛門入道 | 沙弥性阿、比丘尼満阿 | 徳治3年(1308)6月23日 |
6尺 (182) | 相州足下郡於酒匂郷、小島行西 | 不明(行西の子) | 天文21子年(1552)4月 日 |
7尺6寸 (230) | 不明 | 相州西郡酒匂郷、小島治部少輔 | 天正2甲戌年(1574)8月22日 |
小島氏の子孫は、『風土記稿』の頃(19世紀前半)も村内に居住していた。(1)
川辺家の墓
境内にある川辺家の墓石も大きい。(2019年調査)
寺紋
リンク
- tona 東海道五十三次歩き19 小田原宿(1) 365連休の日々、2018年4月16日
- 大佗坊 小田原酒匂界隈(大見寺・法善寺・法船寺) 大佗坊の在目在口、2016年5月2日