浄土宗(じょうどしゅう) 宗紋 浄土宗の宗紋は月影杏葉。芝・増上寺や京都・知恩院の末寺は三つ葉葵も使用していることがある。 寺院誌 『蓮門由緒聞書』 元禄年間(1688-1704)に赤坂・竜泉寺の住職・仏元の弟子・常元が、江戸周辺地域の寺院を訪問して、住僧や村民、弟子達への聞取調査をしてまとめた寺院誌(1)。 『蓮門精舎旧詞』 浄土宗の宗門がまとめた寺院誌、全50冊(1)。鎌倉光明寺の末寺の全てと三浦郡所在寺院は未収載(1)。 『風土記稿』 『新編武蔵風土記稿』と『新編相模国風土記稿』。大橋1962は「各寺院の由緒が1ヵ寺のこらず記録された」と評するが(1)、これはおそらく神奈川県下に限った話で、東京都については都区内の旧区が抜けている(旧区は『御府内寺社備考』に収載)。 『浄土宗神奈川教区寺院誌』 1962年(昭和37)以前に「浄土宗神奈川教区寺院誌編纂資料」(調査項目の箇条書き)を作成送付して得た回答と、直接訪問による聞取調査、郷土資料などを基にして執筆。アンケートへの未回答が予想外に多かったという。(1) 小田原の寺院の情報 山院寺号 聞書(2) 旧詞(3) 寺院志(4) 常念寺, ...