妙了寺 入り口妙了寺(みょうりょうじ)、延清山は、延清にある日蓮宗寺院。本尊は三宝祖師。開山は円明院・日澄(永正7年・1510没)。中興開基は日栄(享保20年・1735没)。江戸時代には京都・本国寺の末寺だった。(1)

境内

鵜殿氏の墓

鵜殿氏の墓。中央に鵜殿氏信の墓碑が立つ。境内に鵜殿氏の墓が2基あり、1つは本尊院、明暦4年(1658)7月9日。もう1つは徳本院、寛文11年(1671)5月27日と彫られていた。(1)

『鵜殿家譜』によると、徳本院は鵜殿惣右衛門氏信の法名。氏信は初め新七郎と称した。元和9年(1623)に父・石見守氏広の家督を継ぎ、1,700石を知行した。お花畠御番を務め、慶安元年(1648)4月に大御番組頭となり、明暦2年(1656)に病気のため小普請に入り、寛文11年(1671)5月27日没、高輪長応寺に葬られた。法名は徳本院日体。(1)

  • 『風土記稿』は、鵜殿氏信の葬地は家譜によると高輪長応寺であるから、妙了寺に碑が立っている理由は不詳だが、采邑などであったために造立されたのだろうか、と推測している(1)

寺紋

寺紋は日蓮宗橘(2019年調査)

リンク

妙了寺 本堂

参考資料

釈迦涅槃像

  1. 『風土記稿』