広宣寺(こうせんじ)、海近山は、上町にある日蓮宗の寺院。本尊は宗法の諸尊(1)(宗祖奠定の大曼荼羅木像(2))。至徳元年(1384)、僧・日英(応永30年・1423没)の創建(1)(2)。江戸時代には下総中山・法華経寺の末寺だった(1)。
沿革
2世は久遠成院日親(2)。
1970年以前に、檀林を開設していたときがあった(2)。
什宝
宗祖(日蓮)筆という曼荼羅や、法華経などがあった(2)。
境内
1970年当時、境内は345坪(約33.8m四方)、建物は本堂37坪(約11m四方)、庫裡など(2)。
本堂
稲荷社
境内に稲荷社があった(1)。
三十番神社
三十番神社は、上町の村民31軒の鎮守だった(1)。
子育鬼子母神
1970年当時、境内に子育鬼子母神が祀られていた(2)。
年中行事
1970年頃、毎月、題目会を開催(2)。
寺紋
寺紋は日蓮宗橘。(2019年調査)
参考資料
- 『風土記稿』
- 全日本仏教会寺院名鑑刊行会『〈改定版〉全国寺院名鑑 北海道/東北・関東編』同左、1970年3月(初版1969年3月)、p.435