宝金剛寺庫裏(ほうこんごうじくり)は、国府津の宝金剛寺の庫裏。棟札によると寛政12年(1800)に建てられた。瓦葺、木造平屋建の建物。(2)
1958年(昭和33)の改修工事で、屋根が寄棟造茅葺から切妻造桟瓦葺に葺き替えられ、増築部分が撤去され、内装のうち大土間は大座敷に、板の間は台所に改修、便所・風呂等が設置され、切妻屋根の小屋上に勉強部屋・物置が設けられた。改修設計は関口欣也。(2)
2003年(平成15)の改修工事では、梁組を露出する工事が行われ、北側にある大広間(改修前の土間)の軸組(梁組)がみられるようになった。(2)
2011年(平成23)に国の有形文化財(宗教、建造物)に登録された。(2)(3)(4)(5)
参考資料
- 國府津山 寶金剛寺 境内・四季 庫裡
- 小田原市文化部文化財課文化財係「登録有形文化財・寶金剛寺庫裏」小田原市公式サイト、最終更新日 2017年11月30日
- 神奈川県教育委員会教育局生涯学習部文化遺産課『神奈川県 文化財目録 令和3年5月1日現在』2021年5月、p.89
- 「寶金剛寺庫裏」文化庁・国指定文化財等データベース
- 「寶金剛寺庫裏」文化庁・文化遺産データベース