東学寺 山門東学寺(とうがくじ)、元光山は、別堀にある臨済宗建長寺派寺院。本尊は釈迦如来。応安元年(1368)、京都南禅寺58世・大年祥登(応永15年・1408没)の開山(1)(6)。中興は材巌(天和元年・1681没)(1)。江戸時代には鎌倉・建長寺の末寺だった(1)

本尊

本尊の釈迦如来像は高さ5尺7寸(約173cm)、毘首羯摩の作とされていた(1)。1992年(平成4)に珍しい大きな清涼寺式の釈迦如来立像として神奈川県の文化財に指定された(2)

境内

東学寺 本堂1970年当時、境内は528坪(約41.8m四方)、建物は本堂・開山堂計41坪(約11.6m四方)、庫裡、薬師堂(6)

天満宮

境内に天満宮があった(1)

寅薬師

寅薬師明治初年(1868)に廃寺となった別堀・東光寺の本尊・薬師如来は、東学寺の薬師堂に移され、寅薬師と呼ばれている(5)

『全国寺院名鑑』によると、鎌倉初期の作(6)

坐禅会

1986年に就任した笠龍桂住職は1987年から2020年当時まで33年間(毎月第3日曜日早朝に?(3))坐禅会を開き続けている(4)

寺紋

香炉の寺紋(梅鉢寺紋は梅鉢(2019年調査)

リンク

参考資料

  1. 『風土記稿』
  2. 小田原市文化部文化財課「彫刻・東学寺の釈迦如来立像」小田原市公式サイト、2013年5月31日
  3. タウンニュース 小田原版
    1. 気軽に坐禅会へ」2013年1月19日号
    2. 気軽に禅の道へ」2011年9月10日号
  4. 笠龍桂「三人の仲間と鬼」(株)禅鯤館、2020年4月10日
  5. 東学寺入口の案内板
  6. 全日本仏教会寺院名鑑刊行会『〈改定版〉全国寺院名鑑 北海道/東北・関東編』同左、1970年3月(初版1969年3月)、p.422

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