電灯(でんとう、1900年 - )
沿革
1887年(明治20)10月22日に小田原の小伊勢屋旅館で官民懇談会が開催されたとき、二見初右衛門の発案で余興に「電気灯」を点してみることになり、小伊勢屋と片岡本陣の間に電柱が立てられた。当日は夕方から懇談会の出席者の他にも見物人が大勢集まってお祭り以上の人手があった。そのときの様子は『相洋もしほ草』(写本)にも書かれている。(3)(1)
事業として小田原町に電灯が敷設されたのは、1900年(明治33)5月7日のことだった(1)(2)。
参考資料
- 播摩晃一「初の電信、電話、電灯」播摩晃一ほか編『図説 小田原・足柄の歴史 下巻』郷土出版社、1994、30-31頁
- 「年表」同書148-151頁
- 田代亀雄(著)田代道弥(編)「電気灯」『小田原歳時記・小田原昔話』〈小田原文庫5〉名著出版、1977年(『小田原昔話』の初版は小田原国民文学研究会、1934(1))、147-148,184-185頁
Pages tagged “電灯”