御幸ヶ浜御幸ヶ浜(みゆきがはま)、御幸の浜(みゆきのはま)は、小田原の本町浜町の地先にある海岸。砂浜には砂利・石が多い。小田原に限った話ではないが、西湘バイパスが通っているので陸側の景観はあまりよろしくない。

呼称

御幸ヶ浜の呼称は明治天皇来訪に由来しているとのことなので、明治期以降の呼称には違いない(それほど古くはない)と思うが、地名表示などに「御幸の浜」とあっても「御幸ヶ浜」と呼ばれている。

旧代官町(本町3丁目あたり)は紺碧の相模湾に臨んだ平和な里、私たちは御幸ヶ浜に寄せては返す波の音を子守唄にして育ちました。

―『第24区公民館 開館3周年記念誌(代官町)』より(1)

それでこの記事の名前をどちらにするか考えたが、おそらく「御幸ヶ浜」の方が呼びやすいので、皆そう呼ぶのだろうと思って、そうしている。なぜならば、「みゆきのはま」は miyukinohama 6音だが、「みゆきがはま」は miyukigahama から miyukigahma に転訛して、半音くらい短縮できるからである。「みゆきがーま」のように発音することになる。

これは、後に「浜 hama」という単語が来る場合、常に起こるであろう現象である。つまり、一般に「~の浜 nohama」よりも「~ヶ浜 gahama→gahma」の方が短く呼びやすく、故に選好されやすい、と思われる。

リンク

参考資料

  1. 村上武夫「歴代会長の横顔」『第24区公民館 開館3周年記念誌(代官町)』第24区自治会、1980・昭和55、55-73頁の56頁

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