紹太寺 石段の参道 入り口石段の参道(いしだんのさんどう)は、入生田紹太寺にある、宮沢川にかかる長興山橋の西側から入って、稲葉氏の墓所へと続く、全長約475mの石段・石畳の参道(1)

石段公苑

石段公苑の石像参道の入り口付近は「母の里 石段公苑」と称し、参道の左右に如来・菩薩や七福神などの石像を造立できるようになっており(2)、実際に10体ほどが造立されている(1)

石地蔵跡

参道の途中に「石地蔵跡」の案内板がある(1)。かつて参道沿いの御堂に、像高2.5mの中国風の石造の地蔵菩薩坐像が祀られていたが、1878年(明治11)に箱根湯本正眼寺に移された(3)

透天橋と放生池

透天橋参道奥の主要伽藍跡の入り口には、放生池(ほうしょうち)と称する池があり、近くを流れる石牛沢(いしうしのさわ)から水が引かれていた(4)。小田原市教育委員会の案内板は、この池で鉄牛禅師が放生会を行ったと推測している(4)。池に架かる石橋は透天橋(とうてんきょう)と称し、稲葉正則の家臣・田辺権太夫夫妻が寄進したものといわれている(4)

石柱

石柱(北側)透天橋を渡った奥の参道両側に石柱が造立してある(1)。建立時期不明(4)。2022年現在、薮の中にあり、銘文は判読不能(1)

参考資料

  1. 2022年調査
  2. 長興山紹太寺「長興山「母の里 石段公園」」現地案内板、設置時期不明、2022年閲覧
  3. 小田原市教育委員会「石地蔵跡」現地案内板、設置時期不明、2022年閲覧
  4. 小田原市教育委員会「透天橋・放生池・石柱」現地案内板、設置時期不明、2022年閲覧