だるま市(だるまいち)は、12月中旬以降に各地で開催される歳の市。露店が出て、だるまなどが商われる。
歴史
飯泉観音のだるま市は江戸時代から続く伝統行事で、かながわのまつり50選に選ばれている(3)。
下曽我のだるま市は、1948年頃から下曽我商工振興会の主催により下曽我の駅前通りで70年以上続けられてきたが、来場者の減少により露店の出店が減少し、駅前通りを通行止めにする負担に見合わないとして2018年に会場が宗我神社に変更された(4)。2020年・2021年は開催の情報がない(2.3)(2.4)。
栢山・善栄寺のだるま市は2017年時点で50年以上前(1967年以前)に弁天堂の再建を記念して始められた(1)。
小台・蓮乗寺のだるま市は、推定1982年頃から開催されている(5)。毎年12月18日の「納め観音」の宵にあわせて開催されている(1)(6)。
近年の開催状況
表 2017年-2021年の開催日(12月の日付)
会場\年(出所) |
2017(1) |
2018(2.1) |
2019(2.2) |
2020(2.3) |
2021(2.4) |
飯泉観音 | 17-18 | 17-18 | 17-18 | 17-18 | 17-18 |
小台 蓮乗寺 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 |
栢山 善栄寺 | 20 | NA | 20 | 20 | 20 |
下曽我 | NA | 24 | 24 | - | - |
国府津 安楽院 | 25 | NA | 25 | 25 | 25 |
松田惣領 延命寺 | NA | 28 | 28 | 28 | 28 |
*1 下曽我のだるま市の会場は、2018年に下曽我の駅前通りから宗我神社に変更になった。(本文参照)
参考資料
- 「関東一早い飯泉観音「だるま市」ほか小田原市内4寺院で年末の風物詩」レアリア、2017年12月20日
-
ありがとう連絡会
- 今年の締めくくりと新年の祈願に「だるま市」に出かけませんか? 2018年12月12日
- 小田原・足柄地域の「だるま市」に出かけよう! 2019年12月9日
- 小田原・足柄地域 2020年の「だるま市」は? 2020年12月10日
- いよいよ年末!小田原・あしがらエリアの「だるま市」 2021年12月6日
- イマカナ「神奈川県内 だるま市」神奈川新聞、2020年12月10日
- 「下曽我だるま市が宗我神社へ」タウンニュース 小田原・箱根・湯河原・真鶴版、2018年12月1日号
- 綾部寿美子ほか「年中行事」富水西北史談会 編『富水西北の歴史 第2巻』富水西北公民館、1985・昭和60、126-133頁の132頁
- 松蔭徳誠「小台 蓮乗寺(沿革と縁起)」富水西北史談会 編『ききがたり 富水西北の歴史 第1巻』富水西北公民館、1984・昭和59、17-21頁