東照寺(とうしょうじ)、稲荷山は、かつて鴨宮にあった浄土宗の寺院。本尊は三尊阿弥陀。寛永7年(1630)、僧・春誉善達の創建。江戸時代には矢作村・春光院の末寺だった。(1)
明治の廃仏毀釈のとき廃寺となった(2)。
明治5年(1872)の学制発布のとき、春光院に開設された九思館の第3分教所が開設された(3)。(九思館は1876・明治9年に千代へ移転し、千代小学校に改組(3))
第3分教所は1908年(明治41)に閉所した(3)。
1908年(明治41)に鴨宮の西光寺と合寺して光照寺が創建された(2)。
東照寺の跡地は、その後、天理教の教会や、青年団の集会所になった(3)。
参考資料
- 『風土記稿』
- 浄土宗 光照寺ウェブサイト(現存しない)、2016年4月5日のアーカイブ
- さんわ会25周年記念誌編集委員会『下府中地域 我が町の今と昔』さんわ会、2000、77頁