ブロートン船長が書いた「北太平洋の探検航海1795-1798」を読むためのページです.
ブロートンは1796, 1797と2年続けて白鳥湾を訪れたイギリスのプロビデンス号の船長です.内浦湾をはじめて噴火湾(Volcano Bay)と名付けた人物としても知られています.
元の書籍データはハーバード大学の蔵書をGoogle books がデジタル化したものです.
A voyage of discovery to the north Pacific Ocean 1795-1798
デジタル化と言っても,本文は画像です.一部ラテン語由来の古い字体が使われていたりしており,よみづらい部分がありますが,特に室蘭や噴火湾,日本に関する部分を少しずつ読みたいですね.
よみづらい原因のひとつ目が「長いs」 という字体が,「f」のフォントにそっくりということです.ある程度意味を想像しながら単語つづりに注意を払う必要がありそうです.普通の「s」もあるので,気を抜いているとすぐにfとまちがいそうです.
もうひとつが,「フック付きc」です.ギリシャ文字のイプシロン「ε」にかたちが似ています.tの前にあるcがフック付きになるようです.明らかに現代のアルファベット26文字にはない字体なので,長いsよりは混乱が少なく読めるとおもいます.
室蘭湾について要訳
ブロートンたち一行は,室蘭の日本人やアイヌと,そして松前藩のサムライ達と,どんなやり取りをしたのでしょう?ブロートンが航海日誌のような形で当時のことを書き残してくれています.
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関連リンク
- ラテン文字由来の 長いs
- tの前だけで使う, フック付きc
- ウィリアム・ロバート・ブロートン (Wikipeida)